大阪市(淀屋橋・北浜)で臨床心理士によるカウンセリングを行っています

強迫性障害の息子の変化（50代・母親 女性）

中学生ぐらいの頃から、息子は「強迫性障害」に悩まされていました。
その中でも「加害恐怖」からくる確認行為を長時間しないと、次の行動が出来ない状態でした。これまでいくつかの精神科、心療内科にも通院し、投薬を受けることで症状が多少楽になることもありました。
その間、自分が出来る範囲でアルバイトをしたりもしていましたが、数年前から力尽きて家でひきこもる生活が続いていました。ひきこもるだけではなく入浴など、基本的な生活自体もままならなくなりました。

ひきこもりながらも強迫性障害に苦しめられる日々。その苦しさから家族に対して強く当たってきたり、家族自身も病気に巻き込まれるようになりました。そんな時、強迫性障害には「行動療法」が効果的だと本で読みました。「息子にはこの方法しかない」と思い、行動療法が出来るカウンセラーがいる病院を探しましたがなかなか見つからず、とある人の紹介で岡崎先生を知ることになりました。

しかし、息子自身は外出することが出来ません。カウンセリングルームに行くことが出来ません。外出するとなると確認行為を長時間、ひどい時には12時間以上しないといけないので、外に出ることも出来ませんでした。そこで、最初は私だけでカウンセリングを受けることになりました。そして、岡崎先生から「訪問カウンセリング」の提案がありました。正直、息子が訪問を受け入れてくれるのか心配ではありましたが、「行動療法が出来る先生が自宅に来て来る」と話すとしぶしぶ、訪問することを受け入れてくれました。

そこから「訪問カウンセリング」での行動療法が始まりました。カウンセリングを初めて2か月が経った頃、岡崎先生に付き添われ、外出することが可能になりました。数年ぶりにお風呂に入ることも出来ました。あれだけ長時間かかっていた確認行為もどんどんと短くなりました。
数回の訪問カウンセリングで、本人の口からも「6～7割、楽になった」との言葉が聞けるようになり、親自身もとても楽になったことも覚えています。また、極端だった性格も徐々に丸くなり、今でも確認行為が完全になくなったわけではありませんが、私よりも忙しく外出していく息子の姿を見て嬉しくなります。

数年前の息子の姿からは考えられない今があります。家族からでもいいと思います。人に相談して少しでも前に進めるようにしていくことが最初の一歩だと思います。ありがとうございます。

親の変化で子どもにも変化が見られました（50代・女性）

岡崎先生の講演会を聴いて、カウンセリングを受けてみようと思いました。

息子がひきこもり始めて、数年が経ち、親として何かしないといけないと思いながらも、何から手をつけてよいのかわからず右往左往しておりました。
そして、正直なところ、子どもがカウンセリングを受ければよいのに、私がカウンセリングを受けることになるなんて・・・抵抗もありました。
けれど、「家族が変わると子どもが変わる」いう岡崎先生の講演会での言葉が後押しになりました。
カウンセリングでは、子どもとの接し方を中心に話を進めていただきました（CRAFTの本も読みました）。具体的なアドバイスをいただき、それを実行していく中で、本当に子どもが変わっていく姿にビックリしました。

早く社会に出て欲しい気持ちが前に出過ぎて、子どもと会話をするのが難しかったのですが、今は普通に会話をすることが出来ます。
子どもも元気になって、外に出始めて、徐々にではありますが言葉だけではなく行動も伴ってくるようになりました。希望が見え始めたことで家族もホッとしています。

勇気を出して一歩進めるようになりました（20代・男性）

両親に紹介されてカウンセリングを受けに来ました。

大学を卒業しましたが、就職することが怖くて、家事を手伝う毎日を過ごしていました。カウンセリングでは、何を話してよいのかわからず、最初は緊張していましたが、話しやすい雰囲気を作ってもらえて、徐々に慣れてきました。いろいろなことを話しました。

就職面接を考えると緊張と不安で頭がいっぱいになりました。昔、受けたいじめられた時のこと、就活の面接でうまく答えられなかったことなどをEMDRという心理療法を受け始めて、徐々に進めるんじゃないかなっという勇気が出てきました。不思議な体験でした。

その結果、勇気を出してアルバイトに応募することが出来て、仕事を始めることが出来ました。カウンセリングを受けて一歩進めるようになって本当に良かったです。